いつしか囁かれ始め、いつしか聞かなくなった大阪のカジノ計画。
大阪IR（Integrated Resort)と呼ばれ、大阪の人口島「夢洲・ゆめしま」に、カジノを含むリゾート施設を建設する計画のことですね。
そんな大阪IR計画が、2023年ついに動き出したのをご存知でしょうか？
本記事では、日本初のカジノ計画、大阪IRの現状や課題、未来について、わかりやすく情報をお届けしています。
日本初のIR施設 なぜ認可が下りたのか
長らく滞っている感も漂う、大阪IR計画ですが、2023年ついに政府が動き始めました。
事の発端から説明すると、2010年頃に当時の大阪府知事、橋本徹さんがシンガポールのIR視察を行った際に、アジア諸国との都市間競争の起爆剤にしようと考え、2013年頃に提案したのが最初。
その後、IR関連法が整備され、安倍晋三政権と、大阪維新の松井一郎、大阪市長たちにより、人工島・夢洲の活用策として、誘致を推し進めてきた経緯があります。
2016年には「IR推進法」、2018年には「IR実施法案」が成立し、順を追って進んで来てはいた様子。
そして、ようやく2023年4月、政府と有識者で行われた会合にて、認定の条件を満たしていると判断され、国が正式に認定。
更には同年9月、IR事業者（外資系民間企業）との実施協定が締結されたため、ペースは遅れながらも一歩ずつ前に進んでいることが見て取れます。
IR開業予定は、当初政府の発表では、2029年秋とされていましたが、大阪府はその後2030年秋に修正しています。
ではなぜ、日本国内でのカジノは禁止されてきたにも関わらず、ここまでして大阪IRが進められているのでしょうか？
それは、低下している日本の国際経済力を促進できる見込みがあるためです。
大阪は現在でも、有数の国際的観光地。
空港があることはもちろん、USJは世界のテーマパークランキング第5位の人気を誇ります。
それらに加え、多くの日本食が集う都市であることや、付近には日本の歴史的観光名所である京都も隣接しているため、IR施設を造るには、非常に都合の良い場所なんですね。
そのため、海外からの観光客誘致、国内の雇用創出といったメリットもあるため、大阪府と国で、開発企業をサポートして行く体制が整えられています。
また、開発を担当する企業「MGMリゾーツ・インターナショナル社」は、ラスベガスのリゾートホテルブランドを運営しているため、大阪夢洲の外観や雰囲気も、ラスベガスに寄ってくるのではないかと予想できます。
一体どんなIR施設が出来るのかワクワクしますよね。
しかしながら、日本人は自由にカジノを遊べないとの話もあります。
次項にてその詳細を解説して行きます。
IR施設の概要 実は日本人だけには制限がある
大阪IR施設は、カジノの他、ホテル・宿泊施設、大規模な会議場やイベントスペース、高級ブランドショップ、飲食施設などが複合される予定で、うちカジノ施設だけは一区画と規定されています。
そして、カジノ施設への入場に特定の制限がされているんです。
そのカジノ施設への入場制限とは、外国人は無料とされているのに対し、日本人は6,000円の入場料が必要とされていること。
さらに「7日間で3回の入場まで」ともあり、日本人だけに、やや厳しめの措置が施されているのです。
これは、IR計画をした大阪府が「ギャンブル依存症の人を増やすつもりか」という、世間や有識者からの批判的な課題に対して講じる対策の一つです。
大阪府を始め、日本の成長のために行うIR開発が、国内に不利に働くような状況にはしてはいけませんからね。
また、家族からの申し出によって、入場を更に制限できる特例措置もあるみたいですから、ギャンブル依存症問題に対する策は入念に準備されているよう。
また、その他の課題として、夢洲への交通手段の問題や、建設における土壌問題など、クリアしなければならない課題は多くあります。
観光客から得た利益を、日本国内に還元する仕組みを作るため、IR施設は重要な基盤となるはずですので、課題解決に向けて頑張って頂きたいですね。
大阪で❝賭けないカジノ❞が急増している
大阪IR開業前に、大阪市内ではとある施設が流行しています。
それが、賭けないカジノ。
お客様が行うゲームはカジノゲームそのものですが、事前に購入したチップを掛けて遊ぶもので、もちろん現金化は出来ませんが、キープしておくことは可能です。
つまり、ゲームセンターのコインゲームと同じ仕組み。
これであれば、ゲームセンター施設の扱いとなるため賭博法にはあたらず、IRを先駆けて流行している状況です。
ゲームセンターにはない、対人で駆け引きを楽しむ要素がカジノにはあるため、IR施設が出来た時に、その経験を活かすことが出来るかもしれませんね。
ちなみに、日本の事業者が行う日本でのカジノは現在禁止されておりますが、海外で認可を得た事業者が行うカジノを、オンライン上で日本で遊ぶことには規制がありません。
IR施設が出来た時のためや、それまで待てないという方は、私が実際に遊んでいる、日本人ユーザー人気No.1の「ベラジョンカジノ」で遊ぶのが最も無難です。
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日本のカジノの未来
実は、IR施設の建設を検討しているのは、大阪だけではないんです。
大阪夢洲の他、長崎県のハウステンボス、和歌山県マリーナシティも、IR計画の申請をしています。
これは、政府がIR施設を3か所まで認可するとしているから。
これまでカジノを禁止してきた日本が、海外の成功事例を見て、財源確保のために必要としてきている状況を踏まえると、私たちも徐々にカジノへの理解を深めていくことも重要かもしれませんね。
大阪のカジノどうなる？ まとめ
それでは、本記事のまとめです。
- 2023年4月に政府からの認可が下り、建設予定は2030年秋を予定
- 現在、夢洲の土壌問題や、依存症問題などをクリアしていく途中
- 長崎県と和歌山県も申請しており、日本はカジノ推進に積極的姿勢を見せている
以上です。
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